特別公開 ”マザー・アース・アーティストラ”

<特別公開>
マザー・アース・アーティストラ​
山口監事アーティスト写真.JPG

山口裕之

Yamaguchi Hiroyuki

オカリナ奏者

マザー・アース・アーティストラ代表/マザー・アース人権啓発研究所主宰 

1962年福岡市生まれ。

福岡県立修猷館高等学校・福岡教育大学(教育学部小学課程社会科専攻)卒業。

管弦楽団でコンサートマスターを務め卒業時にオカリナを手にする。

福岡市立小学校に31年間勤務し、福岡教育文化研究所事務局長・同集団づくり探求プロジェクトチーム顧問等を担当して、子どもを中心に据えた教育内容の創造や人権文化向上に努め広く他団体とふれ合う。

オカリナ奏者・音楽表現について中里尚英・大沢聡両氏に薫陶を受け、マザー・アース・アーティストラ、マザー・アース人権啓発研究所を設立する。

各地の人権活動・表現活動を支援し、教材開発や夢創造・人生応援講演会に力を注いでいる。人権・共生・平和を基調としたハートフルコンサート、笛説法コンサート、オカリナ・ヒーリング・カフェ等、各地域・団体の課題とニーズに応じたコンサートや地域諸団体支援活動を国内外で展開中。

福岡市日中友好協会副会長。日本・ベトナム友好協会国際交流部門事務局長。福岡県同和問題をはじめとする人権問題に係る啓発・研修講師団講師。

RKBラジオ「林田スマのほっとエナジー」「ウィ・ラブ・ヒューマン」、KBCテレビ「アサデス」等に出演。

2019年 柚の木福祉会 監事に就任。

ホームページ m-earth.blogspot.jp

New! 無観客ライブ映像をおとどけします!
​マザー・アース・アーティストラ
オカリナ:山口裕之 ギター:荒牧輝信
『コンドルは飛んでいく』

『ふるさと』

『上を向いて歩こう』

『コロナ禍を越えて ~May It Be~』
​マザー・アース・アーティストラ
オカリナ:山口裕之 ギター:荒牧輝信 キーボード:横山潤
作詞​:山口裕之

『天空遥かなる風』
​マザー・アース・アーティストラ
オカリナ:山口裕之 ギター:荒牧輝信
天空遥かなる風マザー・アース・アーティストラ

00:00 / 08:27

<特別寄稿>

『天空遙かなる風 ~魂の道~』

​マザー・アース・アーティストラ 山口裕之

夜空に群星がまたたいているのと同じく

昼間にもあの青空いっぱいの星々が私たちを見守り続けているのです。

私たちがその存在を忘れてかけているだけなのです。

日々の空がいかなる雲に覆われようとも

雨や強風が地上を包もうとも

さらに高い天空には太古から吹き続けている遙かなる風があるのです。

地球(ここ)の全ての生命の歴史を見守り

人間の争いや深化向上をみつめ

私たちに常に真理と正道を投げかけている風が吹いているのです。

私たちが感じることを忘れているだけなのです。

わが心に静寂をとりもどし

自分自身の存在と使命と

全ての生命の幸福の追求に向き合う瞬間(とき)をつくりましょう。

天空の風に思いを馳せ

未来永劫変わらぬなげかけを感じられるよう

自らのスピリットを磨きましょう。

『蘇りの楠』
​マザー・アース・アーティストラ 山口裕之

かつて長崎に原子爆弾が投下された日

ながらく山王神社の鳥居を護っていた一対の楠の大木も丸焦げとなった

 

人々からは二本の木のいのちは尽きたものと思われていたが

この楠は蘇り

七十年あまりのうちに天の鳥たちの宿となる繁りをみせた

 

その種子を大切に育てて苗とし

反戦・平和・核兵器廃絶の思いをこめて各地に植樹する営みが続けられた

 

ここ福岡市西区萩ヶ丘の公園にも一本の苗木が植えられた

数年間は枝を伸ばしては枯らし

住人は心配していたが

今では人の背をはるかに超える木となった

 

新型コロナウイルス感染に向き合う住人は

健康維持の散歩のついでにこの木のそばのベンチに座り

楠に向かって語りかける 

みんなが手を取りあって安心して生きていける日が早く来ることを祈る

 

コロナ禍が通り過ぎたあとも

子どもたちは遊んだ後この木の下で涼み

大人たちはこの公園で夏祭りやサークル活動を重ね

生き物たちはこの周りで生死を繰り返すだろう

 

時折この木のそばのベンチで土笛を吹く私の魂が肉体を離れたあとも

この楠はさらに大樹となり

天の鳥たちの宿となることだろう

 

これから幾度となくこの地上を覆う暗雲に

人々が耐え

これを乗り越え

新たな世界を構築する姿を

この丘の上から見守り続けることだろう

 

この楠に与えられたミッションが終わる日まで